| YAMASA通信 No.42 2001年8月1日(水) YAMSA言語文化研究所・隔月発行 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 「芸は身を助ける」 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
様々な能力を高い水準で体得出来ればそれに越したことは無いかも知れませんが、「何でも出来る」とは得てして「何も出来ない」ことの裏返しが多いものです。大学の入学試験も様変わりしまして、最近では自己推薦と称した一芸の士を募る選抜方法が浸透して来ました。一芸一能で実績を上げた人が、その評価によって大学に入学出来るというものです。もちろん企業が人材を採用する場合にもその傾向が見られ、むしろ一芸の士ほど歓迎されるムードが強い企業の方が活力に満ちて見えます。そしてスペシャリティが必要なのは個々の社員に限らず、企業レベルでも得意分野を疎かにすると生き残れない時代です。ある家電メーカーのようにさまざまな部門に着手して、どこも一番になれなかった企業は、たとえ大手といえども業績不振に陥ってしまいます。
さて一芸の士ですが、YAMASAでオンライン教育のプログラミングを担当するトマーシュ・チェルマークを紹介しましょう。YAMASAの卒業生ですから(?)日本語は既にペラペラなのは言うまでもありませんが、彼は他に6カ国語を流暢に話します。そして自分の専門分野であるコンピュータープログラムミングにおいては、社内の誰もが舌を巻く程の能力の持ち主です。日本語の専門書を読み、日々益々腕に磨きをかけていく様子には驚くばかりです。彼のように日本語が母語であるわけでもない人がプログラミングの解説書を日本語で読み、そして十分に活用している姿を見ると彼にはとても敵わないという気になります。もちろん本人が語るように、語学もプログラミングも一朝一夕に出来るようになったわけではありません。何年もコツコツと努力を重ねて来たからこそ、その成果として今の能力があるわけです。裏を返せば普段しないことを突然やってみなさいと言われてもなかなか出来るものではないでしょう。いささか不思議なことでしたが、誰にでも簡単に出来そうな事ながらトマーシュには出来ないことを発見した時、私は大喜びしてしまいました。
私共の職場ではコンピューターを長時間使いますので、目が疲れた時に目薬をさすのはよくある光景です。しかし彼はプログラミングを生業とする人間でありながら全く目薬を使った経験がなく、もの珍しさから見様見真似で初めて目薬をさした時の姿といったらあまりに不器用で微笑ましいほどでした。まるで大泣きした様な顔になり、容器を押す力加減の難しさを身をもって知ったことでしょう。そして今回YAMASA通信に登場してもらうにあたり、一緒に写真を撮ろうとわざわざネクタイを締めてもらいましたが、実はこれは15年前に購入した彼が唯一所有するネクタイであり、もう5年以上も結ばれたまま解かれたことが無いものなのです。なぜなら一度解いてしまったらもう自分では結べないからだそうで、家を出る前に家族に結んでもらって以来ずっと大切にそのまま保管しているのです。
人には誰にも得手不得手がありますが、彼を見ているとたとえネクタイを真っ直ぐ結ぶことが出来なくとも、秀でた一芸があれば異国の地で職を求めるのに何ら問題は無いものだとつくづく実感します。
(YAMASA言語文化研究所 加藤 達也)
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●●● 感謝の気持ち LEE Elbert Lan(アメリカ) ●●●
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感謝の気持ちを表すのは大切です。これは小学生の頃から教わった事です。日本にきて、日本人はこれをするのが上手だなと思いました。
年賀状には祝福の言葉だけではなくて、必ず「お世話になりました」と言う言葉でありがたい気持ちを示します。お中元とお歳暮の時期になると、お世話になった人に贈り物を送る日本人が多いです。そのため、デパートにはすごい種類と数の贈り物が用意されていますね。銀行の窓口でお金を預けるとティッシュをくれます。これはおもしろいなと私は思いました。そして、いつも鼻水を流している私にとって絶好の習慣です。ホワイトデーにはバレンタインデーにたくさんのチョコレートを貰った人はたくさんのお返しをしなければならない日です。こう言うお返しをする日を設けたのはさすが日本です。
私は2年間、隣の岐阜県にある自然と歴史にあふれる関ヶ原と言う町と上石津と言う町の中学校と小学校で英語を教えていました。色々な経験ができました。生徒達と一緒に給食を食べて、一緒に掃除もしました。部活にも参加できました。職員旅行と修学旅行にも行きました。たくさん教えたというよりは、たくさん習いました。例えば、授業が終わる時、先生に対し礼をして「ありがとうございました。」と言います。私の国アメリカではこれは習慣にないのでしません。日本の感謝の気持ちを子供達に意識してもらい、恩が分かる人に育てようとしているのはとてもいいと思いました。掃除の仕方も習いました。私の国では学生ではなくて、業者が学校の掃除をするから日本に来て驚きました。学校の掃除をするのは施設が使えて、施設に対するありがたい気持ちの表し方だと思えます。こういう気持ちを子供に覚えてもらう事はいいものだと思いました。その他、子供達との話でいろいろ習いました。思い出に残っているのは、ある日子供が早口言葉を教えてくれました。「隣の客はよく柿食う客だ」「隣の客はよく柿食う客だ」「隣の客はよく柿食う客だ」という早口言葉でした。笑いながら子供達と練習をしました。このような楽しい経験をさせてもらいとてもありがたいです。そして、2年間の仕事が終わりを迎える時に生徒とのお別れ会をいくつもやってもらいました。生徒達が計画をしてお別れ会をしてくれた関ヶ原中学校では、全校で歌を2曲歌って、ブラスバンドも2曲演奏してくれました。代表生徒の感謝の言葉もあって、感動の極みでした。
感謝の気持ちを表すのは他の人との関係をとても良くするもので素晴らしいものです。私はもっとこの国で出会った人の真似をして上手に表せるようになりたいと思います。最後に皆様へ感謝の言葉を申し上げたいと思います。ここまで読んでくださいまして、どうもありがとうございました。
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![]() ●●● ホームステイ受け入れのお願い ●●● YAMASAでは国際交流の一環としてホームステイの受け入れ家族を幅広く募集しています。異文化のふれあい、日本の再発見には絶好の機会となります。ひとりでも多くの学生が日本に一層興味を持ち、この地域との交流が盛んになればと思っております。週末の一泊二日から受け付けておりますので、是非、この機会に異文化体験はいかがでしょうか。
ホームページ開設 http://www.yamasa.org/hs/
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![]() ![]() ●●● 岡崎国際交流センター ●●●
(財)岡崎国際交流センター会員募集 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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● 人物紹介 ● Jon Daivid WALDEN(国際部 入学コーディネータ−)YAMASA国際部のジョンさんにインタビューをしました。
K:「ジョンさん、YAMASAに来て日本語を勉強したのはいつですか?」
J:「えーと、1999年10月に日本に来て2001年の3月まで勉強しました。」
K:「日本語の勉強以外で楽しかったことは?」
J:「ホームステイかな!本当に良い勉強をしました。」
K:「国際部で働きはじめたのはいつ?仕事は楽しいですか?」
J:「2001年の4月からです。仕事は入学コーディネーター、メールを書いて学生の質問に答えたり、YAMASAニュースレターを作ってるよ。いつも忙しいけど仕事は楽しいです。」
K:「仕事で難しいことはないですか?」
J:「特にないけど、忙しくて自分の時間がありません。」
K:「そっか、じゃあ、ジョンさんの好きなスポーツをする時間がないですね。」
J:「うん。でも時間があればいろいろなスポーツをしたいです。サッカー、テニス、冬になったらスキーをしたいですね。それにお金があったら旅行にも行きたいな。先月は香港を旅行しました。10月にはバリに行こうと思っています。」
K:「羨ましい〜。じゃあ、ずっと日本にいるのですか?」
J:「うん。今は将来どうしようか考えてないので当分日本にいます。でも、いつかイギリスに帰って、家族5人で(両親、兄、妹)食事をして、サッカーを楽しみたいです。」
K:「うん。家族相いですね。最後に国際部のメンバーはいかがですか?」
J:「デクランさんも加藤さんも私と一緒で忙しい〜〜〜!」
K:「そうです。ジョンさんは国際部で仕事を始めたので益々日本語が上手になっています。やはり最高の日本語環境にいるのでしょう。ジョンさんはYAMASAへの入学希望者と直接メールでやり取りしているので、ジョンさんの日本語が上手になっていくことが良い宣伝にもなりますね。毎日大変忙しそうですが、自由な時間も作ってスポーツも楽しんで下さい。また、サッカーをしましょうね。」
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※答え
問1 (1)2, (2)4, (3)1
問2 (1)1, (2)2, (3)1
問3 (1)3, (2)1, (3)2
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| ホストファミリーを募集しています。詳しくは黒河までご連絡ください。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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●編集・発行●
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