YAMASA通信 No.53 2003年6月1日(日) YAMSA言語文化研究所・隔月発行
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【見学希望】  八田 一花さん
私が日本語学校に行きたい理由は自分の進路をしっかり考えるためです。私は小学校を卒業した直後オーストラリアへホームスティに行きました。英語も全然分からず、会話も充分にできないのでとても不安になりましたが家族の人達がとても優しく、なんとか辞書とジェスチャーをたよりに自分の思いを伝えることができました。その家族のお姉さんが日本語で私に話しかけてきてくれました。そして、そのお姉さんに日本語を教えてあげたり、英語を教えてもらったりしてとても楽しい生活を送ることができました。そのことが影響し英語が好きになり、得意ではないけれど英語を使う職業につきたいと思うようになりました。しかしその職業につくにはどのような進路に進めばいいのか高校受験を前にとても悩んでいます。ですので、そのような事も教えていただけるととてもうれしいです。いろいろな事を知りたいと思っていますので宜しくお願い致します。

【見学を終えて】
初めて日本語学校という所に行き、とても新鮮な気持ちでした。
最初は日本語教師という職業は具体的にどういう仕事をしているのか分かりませんでした。しかし、見学をしたり、加藤さんの話を聞いたりして仕事内容やどうやったらこの職業につけるかなどを詳しく知ることができました。思ったよりも難しいことばかりで驚きました。
授業は日本語だけでやりとりをしていて生徒さんたちはとても大変そうでしたが、一生懸命やっていて感激しました。私も同じくらいがんばって英語を勉強したいと思います。
日本語学校に行ったことでますます日本語教師になりたいと思うようになりました。本当に難しいことだけど自分なりに一生懸命努力してがんばっていこうと思います。
本当にこのような機会をあたえて下さってありがとうございました。とても勉強になりました。

【見学希望】  飯島 李少さん
私は日本語学校の教師になりたいと思っています。
なぜなら、日本語で困っている外国の子供達を助けてあげたいからです。日本語はすごく難しい言語だと、普段使っていると思います。そんな難しい日本語を一生懸命勉強していることはすごいことだと思います。そしてそんな生徒を持って日本語を教えられることはすごく幸せだと思います。
もう一つ理由があります。それは、教師も生徒から学べることがあるということです。私は外国の文化にすごく興味があります。きっと、生徒は教師に自分の国のことを話していると思います。私はそれがすごくうらやましいです。
この二つの理由から、本当に日本語教師になりたいと思っています。これからどんな勉強をしたらいいのか、また日本語学校はどんな雰囲気なのか理解しておきたいです。だから、このチャンスを絶対に自分にものにしていきたいです。

【見学を終えて】
私は5月26日、YAMASA言語文化研究所に行き、すごく良い体験をした。また驚いたことがたくさんあった。
中でも一番印象的だったことは、まったくの他人の私達に笑いかけ、親しみを込めて話しかけてくれたことだ。授業でも私と話した生徒さんはみんなしっかり私の目を見て笑顔で話してくれた。私はこのことが本当にうれしくて、もっと話したいと思った。
二番目に印象的だったことは、全員が日本語を話しているということだ。母国語を使わずに、日本語だけを使っている姿から強い意志を感じることができた。その意志のおかげか、みんな本当に日本語が上手だった。もっと上手になるように心の底から応援していきたい。
この体験は私を成長させてくれた。生徒さんのがんばっている姿ややさしさに本当に感動した。そんな、がんばっているYAMASAの生徒さんと友達になりたいと思った。また、加藤さんから日本語教師に関する詳しい話を聞けて進路の参考になった。この体験をこれからの生活に生かしていきたい。

八田さん、飯島さん
感想文をありがとうございました。
将来、お二人が日本語講師としてYAMASA言語文化研究所へ来られる事を楽しみにしております。頑張って下さい!また、いつでも遊びに来て下さいね。
YAMASA言語文化研究所


今日は漢字のテストです。
1.超初級問題
 ――これを一つでも間違えた人はかなり恥ずかしいと思ってください。――
  次の表現には漢字の間違いがあります。正しく直してください。
  @てんぷらを上げる A鍵を粉失する B自転車の徹去 C家の斡施 D会社の到産

2.初級問題
 ――日常生活で間違える人が結構います。同じく漢字の間違いを直す問題です。――
  @スープを暖める A石油の備畜 B貨弊経済 C上司の決済をもらう D待偶改善

3.中級問題
 ――できそうでなかなかできません。同じく漢字の間違いを直す問題です。――
  @肝に命じる A上げ足を取る B水々しい生け花 C新訳聖書 D効を奏する
  E減価消却  F初期の目的を達成する G異義申し立て H名義の書き替え

4.上級問題その1
 ――漢字の間違いを直しますが間違いは1箇所とは限りません。――
  @ 彼の意思の強さを過少評価していた A今回の人事移動は晴天のへきれきだった
  B豆腐屋家業は朝が速い C上司の好意に甘えて社内で映画観賞会を主宰した
  D夏季休暇に関する昨日の撤夜の労資交渉でも会社から明解な解答は得られなかった

5.上級問題その2
 ――漢字を書く問題です。全部できた人はかなり漢字に強いです。――
  @彼女との関係をセイサンする A真理をツイキュウする B司会をツトめる
  C時間をハカる D血圧をハカる E容積をハカる F解決をハカる G悪事をハカる
  H審議会にハカる I身元をホショウする J安全ホショウ問題 K災害ホショウ金
  L募集ヨウコウの発表 M設立ヨウコウの公表 N学業をオサメル O学費をオサメル


(YAMASA言語文化研究所 企業日本語教育担当 日本語講師  長門 久明)

以下は2ページ目の「漢字テスト」の解答です。
1 @上げる→揚げる A粉失→紛失 B徹去→撤去 C斡施→斡旋 D到産→倒産
  (超初級問題につき解説しません。さあ、恥をかかずに済みましたか?)

2 @暖める→温める A備畜→備蓄 B貨弊→貨幣 C決済→決裁 D待偶→待遇
@についてですが「暖める」は主に空気をアタタメル時で気温に使います。手足やスープなどのモノをアタタメル時は「温める」です。暖房とはいいますが温房とはいいません。足温器はありますが足暖器はありません。 
 
3 @命じる→銘じる A上げ足→揚げ足 B水々しい→瑞々しい C新訳聖書→新約聖書 
D効を奏する→功を奏する E減価消却→減価償却 F初期の目的→所期の目的
G異義申し立て→異議申立て H書き替え→書き換え
Aの「揚げ足」とは相撲や柔道で地を離れて浮き上がった足のことを指します。Dは本来は「奏功」を訓読した言葉です。Gの「異議」は異なった意見、「異義」は異なった意味。従い、同音イギゴは「異義語」です。Hの「替える」と「換える」の違いは難しいですが「替える」は前の物事を止めて別の物事をするということで、商売替え、立て替え、買い替え等と使い、「換える」は交換、転換、改める等の意味で、乗換え、借り換え,書き換え等と使います。

4 その1 @意思→意志、過少評価→過小評価 A人事移動→人事異動、 晴天→青天 
B 家業→稼業 速い→早い C好意→厚意、観賞会→鑑賞会 主宰→主催 D夏季→夏期
撤夜→徹夜,労資交渉→労使交渉、明解→明快,解答→回答。
全部説明する紙数はないので幾つか簡単に違いを列挙します。「意思」は考え(意思表示等)「意志」は強い気持ち(意志薄弱等)「移動」は場所が移る、「異動」は人事に使う。「好意」は友好心、「厚意」は親切心、「観賞」は見て楽しむ(景色を観賞)「鑑賞」は芸術品を味わう。「夏季」は夏の季節(夏季オリンピック)「夏期」は夏の期間、「労資」と「労使」はかなり紛らわしい。文意によりどちらもありうる。しかし労働者と「交渉」をするのは通常、使用者であり資本家ではない。 

4 その2 @清算 A追究、B務める C計る D測る E量る F図る G謀る H諮る
I保証J保障 K補償 L要項 M要綱 N修める O納める
C〜Hの問題やNとOの問題を考える時は、同じような意味の漢語を思い浮かべてください。順番にあげるとC計時 D測定 E分量 F企図 G謀略 H諮問 N修学 O出納

さあ、あなたはどのくらいできましたか。
全問正解者は相当漢字に強いと自慢していいでしょう。かくいう私も日本語教師のハシクレですが自分でやった時は全問正解できませんでした。いや、ハシクレでしかないからこそ、できなかったというべきでしょう。やっぱり日本語は難しいです。

           参考図書: 「恥をかかない日本語の常識」日本経済新聞社
                 「新しい国語表記ハンドブック」 三省堂



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浴衣とは平安時代の貴族から起ったもので、のちに湯から上がった際の汗取りとして着られたものです。
今でいうバスタオルの変わりのようなものです。


  • 日 時:毎月 第3金曜日 14:00〜
  • 開 始:2003年4月18日(金)から
  • 場 所:YAMASA IIビル 306号室
  • 参 加:自由(前もって連絡をして下さい)
  • 参加費:無料
  • 主 催:国際文化交流サークル
  • 連絡先:090-3252-8339 KAMIYA Tomoko
       :0564-55-8111  YAMASA言語文化研究所



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