YAMASA通信 No.60 2004年8・9月号 YAMSA言語文化研究所・隔月発行
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 YAMASAの日本語教師養成講座はこの4月から昼間部26名、夜間部9名の計35名の受講生でスタートしました。夏の暑い盛りも皆さん元気に乗り切り、今は全員10月17日に迫った日本語教育能力検定試験に向けて猛勉強をしています。
 日頃の講義形式の授業の他に、最近はYAMASAの日本語授業のクラスの中に入り学生の会話練習の相手をしたり、インタビューを受けたり等、学生との交流を深める活動もしています。
 先日も3名の受講生が学生のテストの相手を務めました。敬語を習った学生がどのくらい正しく敬語を使って話ができるかを試すテストの、相手役です。 ーー写真ーー そしてその様子は9月14日放送のNHKテレビ「ほっとイブニング」の中の「報道室レポート」コーナーで放映されました。
これからもこういう交流の機会を増やしたいと思っています。
 受講生の皆さん、引き続き頑張りましょう!
(YAMASA言語文化研究所 日本語教師育成センター 長門久明)






 私はプラッツ真理生です。スイスのドイツ語圏から来ました。今年の1月に日本に来てから、岡崎に住んでいて、YAMASA言語文化研究所のAIJPコースに通っています。今日は、日本での経験や意見、そして私の国との比較についてお話します。
 まず初めに、私は日本がとても好きです。だから、もう大体5〜6年前には日本語を勉強し始めていました。しかし、日本語と私の母国語との違いがかなり大きくて、そんなに簡単ではないことに気がつきました。1年間仕事を休んで、チューリッヒ大学で日本語の集中講座に参加しても、なかなか日本語が話せるようになりませんでした。
 今回、すでに6回目の来日です。前の旅行で北海道から九州にかけて、沢山の地方を見て、様々な経験もしました。いつも「日の出の国」に来るたびに、この綺麗な島達をもっともっと好きになりました。どうすればいいかと思って、かなり悩んだ末、最後的に銀行員としての仕事を辞めて、とりあえず言語勉強の為に日本に来ることにしました。しかし、目標はやはり長期間日本で働いて、日本に住むことです。
 岡崎に着いてから、これまでと全く違う生活が始まりました。国ではサラリーマンで、毎日決まった生活をしていました。ですが、今や急にまた学生に戻って、それ以外も、日常生活が色々と変化しました。スイスで、日本の文化や習慣について何冊も本を読み、日本についての勉強をして、出来るだけ問題が起きないように長年備えてきましたが、だからといって、困る事情がないとは限りません。しかし、私は他の国に行けば、その国の習慣や特徴などは習わなければならないものだと思っているので、本当に困ったことはありません。従って、岡崎の生活に慣れるのは難しくはなかったです。沢山の友達も早く出来たので、寂しく感じたことも余りありませんでした。YAMASAと岡崎の皆さんの親切さに対しての感謝を、言葉で表わすのが難しいほどです。YAMASAに通うのに伴って、だんだん日本語で簡単な談話が出来るようになり、それにつれて、日本の生活を楽しむ可能性が一層広がりました。YAMASAで授業を受け始めてから、すでに9ヶ月が経ちましたが、今でもここで勉強するのがとても楽しいし、ここでの学習は今後の私の日本語の進歩を助けてくれるに違いありません。それは特に素晴らしい先生達と学校の快適な環境のお陰だと思っています。
 少し話題を変えます。私はスイスの東アルプス地方で育ったので、子供のころからずっと山と自然に囲まれていました。だから、特に雪や冬のスポーツは特に、私の生活の一部でした。スイスはとても小さな国で、人口も多くありませんが、経済的にも政治的にも安定した所に生まれたのは運が良かったと思います。私の故郷は人口3500人の小さな山村ですが、一年を通して世界中から沢山の観光客が訪れる場所です。そう言う訳で、小さい時から他国の人と接することは珍しくありませんでした。そんな中、特に遠い日本からの旅行者に興味を持ちました。
 今日本にいる間も、よくスイスについて話かけられて、日本人がスイスについてよく知っていることにびっくりします。また、ほとんどの日本人はスイスに対して良いイメージを持っていることを光栄に思います。しかし、ヨーロッパにも日本人に対する固定概念があるように、スイスへのステレオタイプなイメージも多くあります。例えばハイジと牛、チョコレートとチーズ、時計などですが、こうした農業的なイメージを嫌うスイス人もいますが、私は全然構いません。何よりも、このようなステレオタイプのお陰で、スイスのような小さな山国が大きい世界で有数の観光国となったのですから。ハイジの日本での人気はスイスでの予想以上で、本当に驚きました。
 日本人がスイスを美しいと思うように私は日本が様々な面において、とても素晴らしい国だと思います。また、外国人が理解するのが簡単ではないけれど、伝統文化や歴史を関連つけて学ぶのは価値があることだと思います。日本の伝統や考え方を知れば知るほど、日本での生活が楽しくなって、人々と接する機会も増えます。また、特に日本人の「和を尊ぶ」考え方から、欧米社会は色々学ぶことが出来るのではと思います。
 スイスと日本は経済的にも人々の日常生活においても多くの共通点があると思います。例えばスイスも日本同様資源が乏しいので他国との協力は必要不可欠です。しかし、そんな中でも、独自の歴史や伝統を忘れずに発展と未来を信じています。個性を大切にすることは、素晴らしいことだと思います。この冬は山や冬のスポーツを通して更なる共通点を見つけていきたいと思います。スイスからスノーボードを送って貰って、雪が降り次第ゲレンデへ行くつもりです。あと、是非富士山に登りたいものです。両方とも実現するのをとても楽しみにしています。
 最後にもう一度、私を支えてくれる皆さんに感謝すると共に、これからも長い目で見守って下さることをお願いしたいと思います。私は日本に居られさえすれば幸せなので、これからも出来るだけ長くこの魅力的な国に留まりたいと思います。




◆お月見の宴◆
秋の午後を、郊外の築後約150年の旧家において、日本の伝統楽器の1つである【箏】の演奏や説明を聞いたり、最近は外国の人達にも興味を持たれている【俳句】の紹介をしたりします。
又、ティータイムを設けてお互いの文化や習慣を語り合ったりして、参加者の親睦を図ります。
  • 日 時:10月17日(日)1:30PM〜4:00PM
  • 場 所:石原邸(市民会館側)
  • 参加費:300円
  • 〆 切:10月10日

  • 参加希望者は下記にご連絡下さい。
  •  連絡先:
  •  Okazaki News:090-9906-4396 e-mail:clara116@sun-inet.or.jp
  •  多々良(Ms.tatara):(0564)46-3475 e-mail:t-kyou770@m5.dion.ne.jp




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