|
YAMASA通信 No.73 2006年10・11月号 YAMSA言語文化研究所・隔月発行
|
|
|
|

|
AIJP 永木佐知
SILAC 吉口朋江
YAMASAの学生達に、教室外での日本人との交流の場を与えることはできないだろうかと模索していた頃、小中学校への「総合学習」の導入が始まりました。それにより、異文化理解教育への関心が高まり、地元の小中学校からの「YAMASAの学生達との交流を通じて子供達の異文化理解を深めさせたい」との依頼が多くなりました。当初は、小中学校で行われる交流会に参加する形式のものが主でしたが、現在は、YAMASAの学生が自国について調べて紹介する形のものや、PTAの方々と一緒に活動する形のもの、学習発表会や文化祭への参加する形のものなど、様々な形式の交流の場に参加するようになりました。
また、地域とYAMASAの架け橋となれたらいう思いのもと、学生を派遣するだけではなく、中学生の職場体験学習や、愛知教育大学日本語教育コースの学生を積極的に迎え入れています。
現在、小中学校を中心に次頁のような活動を行っていますが、学生たちが交流会を終えて帰ってきたとき、小中学生からもらったカードや色紙などを見せて、「とても楽しかった。」と楽しそうに話してくれたり、「また参加したい」との声を聞くと、とても嬉しくなります。学生たちからのこういった声が聞けるように、交流会の参加前に緊張している学生たちに声を掛け、不安をできるだけ和らげるようにしたり、また学生たちが交流会の日を忘れたり、時間に遅れたりすることがないようにいつもフォローを心がけています。
【定期的に行っている交流会】
・めぐみ幼稚園(春に6回、秋に5回):年長・年中組の子供とのふれあいや国の紹介など
・羽根小学校PTAクラブ(1回/月):国や趣味などの紹介や一緒に活動(料理・ゲーム・ダンスや歌など)を行う
・三島小学校(3回/年):小学3年生と国の紹介や、質疑応答、ゲームなどを行う。
・囲碁教室(隔週金曜日):ふれあい囲碁教室の皆さんに囲碁を教えていただき、囲碁を楽しむ。
【その他の交流会】
羽根小学校、岡崎附属中学校、福岡中学校、愛知産業大学、OIAの行事、お茶会など・・・
Eクラス べ・ジェハン
羽根小学校の学生達との交流会に参加しました。羽根小学校の交流会に参加するのは2回目だったので、初めての時ほどは緊張しませんでした。逆に、僕を迎えに来てくれた学生のほうが緊張しすぎて、僕に話しかけられなかったようです。その学生に教室まで連れて行ってもらって、先生や学生達にあいさつをしました。学生達も自己紹介をしてくれましたが、僕は名前を覚えるのが苦手なので、すぐに忘れてしまいました。
自己紹介の後で、先生がその日の交流会について説明してくれました。交流会のテーマは「世界の衣装」で、僕は、学生達が紙で作った衣装で楽しく遊びました。最初は、みんなあまり話せなかったので、少し硬い雰囲気でしたが、一緒に遊んでからはお互いに心を開いてたくさん話せるようになりました。
交流会の時間は1時間しかなかったので、もっと時間が欲しいなと思いました。
交流会に行く前は、「小学生と交流できるかな」と思いましたが、「やっぱり文化交流って国籍・年齢を問わずできるものなんだ」と思いました。そして、交流をしている時に一番大切なのは、まず自分から心を開くことだと感じました。
短い時間でしたが、色々なことを感じることができたので、参加して本当に良かったと思いました。機会があれば、また是非参加したいです。(原文のまま)
AIJP Fクラス 黄 郁絲(スス)
11月10日にクラスメイトとYAMASAの学生たちといっしょに、三島小学校の交流会に参加しました。
子供たちが皆の国について調べてきましたので、国についてお互いに質問し合いました。それに一緒にゲームなどをして遊びました。
わたしは今度と合わせて、子供と一緒に遊んだり見学したりするのは3回目です。いつも子供はとても純粋なものだな、と真剣にそう思います。
子供と付き合えば付き合うほどそういう気持ちが大きくなってきました。
子供たちは無邪気に微笑んでわたしの所に来てくれて、みんなと時間を忘れておしゃべりしていました。
交流会に参加してわたしが一番感動したことは、いっしょにゲームをして遊ぶ時に遊び方を教えてくれたことです。特に外国人としてのわたしたちにはわからないところも、子供たちは一生懸命に説明してくれました。
本当に子供たちにありがとうと言いたいです。
それに、国の食事のことを話しているうちに、ただ朝ごはんのことだけでも、自分の国と比べると違うところがたくさんあることに初めて気づきました。
また、小学校の担任の先生もとても親切でした。
日本の習慣とか好みとか、関東と関西の特徴の違いについてかなり細かいところも紹介してくださいました。
交流会の最後に子供たちが感想を発表してくれるとき、小学生なのに礼儀正しい言葉遣いで自分の意見を大声ではっきり報告しました。すごくすばらしいですね。
この一日、いろいろな思い出を心に残しました。
また今度一緒に遊びましょ!(原文のまま)
岡崎ふれあい囲碁教室のボランティアの皆さんが、月に1,2回指導に来てくださいます。今まではあおいホールの2階の教室で行っていましたが、10月からは、暮らしの学校の和室で行うようになりました。
20畳の広々とした和室に心地よい風が流れ、日本人指導者の下、学生さんたちが囲碁を楽しんでいます。最近かなり力をつけてきた学生さんもいるようです。
SILAC講師 吉口 朋江
月次の交流会で、折り紙でクリスマスの飾りを作りました。
15人くらいの学生が参加してくれました。西尾東部中から職場体験で来ていた二人の生徒さんも一緒に参加し、みんなで楽しく折り紙ができました。ドイツから来たSFクラスのクリスチャンさんが、「折り紙の紙の音が本当にきれいです。」と言っていました。自分が感じたことのないことだったので、とても新鮮に感じました。
また翌日になって、この交流会が予想以上に好評だったということが分かりました。何人かの学生から、「来週もありますか」と聞かれたり、来なかった学生に「来れば良かったのに・・・」と話しているのを聞きました。とても嬉しく感じます。次回の交流会にも何か喜ばれるものを考え、行おうと思っています。
本校SILACコース主任、中根千里先生のご長女が、今夏、岡崎市の「中学生の主張コンクール」に矢作中学校代表として出場し、見事に優秀賞を受賞されました。
そのスピーチ全文が東海愛知新聞に掲載されましたが、このたび同紙のご厚意とご本人のご了解が得られましたので、全文を転載します。
|
|
理事長 服部良男
「 日 本 食 」
昨日のテレビのニュースで日本の農林水産省が世界の日本食レストランの中で、ほんもののレストランにお墨付きの認証をするというニュースがあった。狙いは、日本の食材の輸出促進だとのことであったが、唖然。
官尊民卑が残っているのか、大変恥ずかしい農林水産大臣だ。レストランの評価をするのは、お客様であってお役人ではない。日本でイタリア政府が イタリアンレストランの認証をしたら、また、中国政府が中華レストランを本物かどうか品定めしたとしたら、どうなるのか。それぞれのレストランは苦労して、日本人の舌にあったものを開発しているのだ。
ニュースの中では、クレープで巻いたお寿司など紹介し、いかにも本物でないかのように報道していた。しかし、美味しければいいし、楽しければそれでいい。
もうひとつ、日本の食糧自給率が40%以下であるのを農林水産省が忘れたのではあるまいか。
日本近海でとれる、本マグロをいったい日本人の何人が口にしているのであろうか。
今、人気の回転寿司のネタはどれだけが、日本で採れたものなのか。
世界各地から日本へ食材を輸入しておいて、それをまた日本の代表的な食材として、外国へ輸出することを考えているのだろうか。
そんなことより、地産地消で、環境や人に優しいレストランを「地産地消レストラン」として、推奨する方がはるかに、価値があるような気がする。お役人の考えることは理解に苦しむ。
毎日、遅くまでハンバーガーやピザを食べながら食糧戦略を考えているエリートたちには少し難しいことだとは思うが。
(11月4日 コラボより)
|
|
現在、YAMASAにはスチューデントビレッジをはじめとして、8棟の学生寮があり、約200名の収容能力があります。しかし、最近、入校希望者が増え、入寮の需要に応えられないのが現状となっています。そこでこの度、新学生寮の建設をすることになり、10月10日に地鎮祭が行われました。場所は現在のヴィラ1の西隣で、8室完成の予定です。入居は来年の4月生からとなります。楽しみにしていてください。
また、10月24日には、暮らしの学校の新教室棟の地鎮祭も行われました。現在の教室の北側に、1階がクッキングスタジオ、2階がダンススタジオの教室棟ができます。4月の完成を目指して、現在、着々と工事が進められています。なお、ここには蔵を取り込んだレストランも併設されます。
|
■ 編集部より ■
今号は、国際交流について紙面を多く取りました。日本文化、日本語に興味・関心がある学生にとって、直接触れ合える機会は、またとない好機となります。平日は授業時間の関係で、制約もありますが、積極的にふれあいの場に臨んでほしいものです。
|
|
|
ホストファミリーを募集しています。詳しくは川北までご連絡ください。
|
|
● YAMASA通信ではみなさまからのご意見、お便りを募集しています。お手紙、FAX、Eメールで承っています。どしどしお寄せください。
|