ホームステイコーディネーター岡本さんに聴く
YAMASAでホームステイのコーディネートをしている
岡本恵子さんに、最近の様子をいろいろと聞きました。
■今、ホームステイをしている学生は何人いますか?
8月にホームステイをしていた学生は28人です。
国別では台湾11名、アメリカ8名、
フランス、カナダ、スウェーデン各2名、
イタリア、スペイン、シンガポール各1名です。
男女別では男子11名、女子17名です。
ちなみに昨年の8月は23名でした。
■ステイ期間は 平均どのくらいですか?
今年の実績で約5週間です。
■ ホストファミリー(受け入れ家族)として登録されているご家庭は何家族ぐらいですか?
〈岡崎市〉51 〈安城市〉7 〈蒲郡市〉5 〈豊田市〉3
〈幸田町〉 2 〈名古屋市〉 2 〈宝飯郡〉2
以上70家庭ぐらいですが、常時受け入れしていただけるご家庭は限られています。
■ホームステイが決まるまでの流れを説明してください。

■いちばん難しいのはどういう点ですか?
受け入れにあたっては、できるだけ詳しいプロフィールを作成し、マッチングに気をつけています。それでも学生がホームステイを1日〜数日で切り上げたりして、お互いに分かり合えないまま中断してしまう場合には、割り切れない、悲しいものを感じます。
■週末だけのホームビジットも可能と聞いていますが・・・
はい、日帰り、1泊、などあります。待ち合わせはYAMASA集合、解散になります。ホームビジットも、最初に登録が必要ですが、YAMASAが紹介させていただいた後は、2回目以降自由に学生とご家族の交流をしていただきます。
■今後の抱負を聞かせてください。
ホストファミリーがまだまだ足らない状態で、ホストのお父さんお母さんが見つかるのを母国で待っている学生が数多くいます。最近では、ホストファミリーさえ見つかれば1週間〜4週間のホームステイを希望しているYAMASAの在校生も多くいます。
私の願いはホームステイを希望するすべての学生に、ホームステイという、かけがえのない日本の家族との絆を味わってもらい、日本での楽しい思い出をたくさん残して帰国してほしいということです。一人でも多くの学生がホームステイの経験ができるよう、一軒でも多くのホストファミリーを増やすことが私の今の目標です。特に男子学生を受け入れて下さるご家庭は数が限られていますので、男子学生を受け入れていただけるご家庭には、ぜひホームステイ登録をしていただきたいと願っています。
私も今年YAMASAの男子学生をホストファミリーとして受け入れる経験をしました。ホストファミリーになる経験は、愛知万博で外国パビリオンを見学する以上に、すばらしい経験だと思います。学生の母国の文化を日本語で聞きながら、日本文化、社会、日常生活などを自ら直接学生に語りかけることができ、毎年世界中に家族が増えていくのです。ご家族にとっても、かけがえのない素晴らしい思い出となることでしょう。YAMASAが、学生を紹介させていただいた後のサポートも責任を持ってさせていただきますので、ぜひ、ホストファミリーを体験してみてください。
贄 かおり
夕方、白いアオザイを着た高校生が授業を終えて帰宅するころ、同じ校舎に日本語を学びに様々な年代の学生達が集まってきます。校庭にはバイクが200台近く並び、私は古びた自転車をその隣に置いて、教室に向かっていました。
学生数3500人、本校に朝・昼コース、3つの分校に夜間コースが設置され、ベトナム人講師30名以上、日本人講師10名で働いていました。AIJPと同じく3か月コースなので、単純計算すると日本人講師は一学期あたり350人の学生を見ていたことになります。名前を覚えるのに必死だったこと、3か月に一度のテストで一人100枚くらいの作文を添削したこと、会話テストで100人以上の学生を見たことなどが思い出されます。
ベトナムで「先生」は特別な存在のようで、「先生の日」と呼ばれるものがあります。その日、11月20日は「授業の準備なんてしなくてもいいよ」と言われ、本当に大丈夫かと不安に思いながら教室に向かいました。教室を見ると、電気がついていません。何が始まるのかドキドキしながらドアを開けると、「先生の日、おめでとうございます!!」と言う声が聞こえ、大きなケーキの上でろうそくではなく花火がチカチカしていました。黒板には「感謝の気持ちをこめて」という言葉、机の上にはたくさんのフルーツやお菓子。その日は今でも忘れられません。
先生の日は本当に楽しかったのですが、少し複雑な気持ちでした。当時私は日本語教師1年目で、学生さん達を満足させられたとは思えません。それなのに、大きな花束やカード、プレゼントまでもらってしまい、申し訳ないような気持ちにもなりました。それからの授業は恩返しのような気持ちでやっていたように思います。
海外生活の大変さを知るために、苦労するためにベトナムに行ったのに、学生さんや学校のスタッフに助けられ、いい思い出しか残りませんでした。本当に楽しくて幸せな1年でした。あの1年があるから、私は今もこの仕事を続けているのだと思います。「先生、今も日本語を教えていますか」「はい、今も教えています」、こんなメールでのやりとりをこれからも続けていけたらと思っています。
教育再生会議が第2次の報告書を出した。最初の項目が、授業時間を10%と増加させることである。小中学校が土曜休みになったとき、それには、反対であった。私学である、めぐみ幼稚園もできる限り、土曜日の保育を残すようにした。
当時、この法案が子どものゆとり教育から発案されたものとは思えなかった。基本的には、「時短」と呼ばれる国を挙げた労働時間短縮政策から導入されたような気がしていた。まるで、働くことは「悪」であるというような風潮であった。銀行が土曜日を休みにした。サービス業である銀行がそのようなことをするのは、まったくおかしなことである。当時、世界の銀行は土曜日にサービスを再開していた。
授業時間が減れば、学習量が減ることは、物理的に明確であり、 熱力学の第2法則であるように、放っておけば、総ての事象は、カオス(混乱)に向かうのである。すなわち、子どもたちに自由時間を与えれば、カオスに向かうのである。
学校を休みにするなら、地域の子供会、ラグビースクール、サッカースクールなど子どもたちに規範を教える組織や大人たちがいなければならないことは、世界の教育事情を見ても明らかだ。Jリーグは、そのような目的で設立されたと聞いているが、まだ、そのように機能していない。逆に、学校でのクラブ活動がなくなるとのことである。
間違ったら、早く気がつき、直せばいい。教育界に関係する人々に、ぜひ、素直な心で反省して、早く手を打って欲しいと心より願う
毎年恒例の日本留学フェアーが今年も7月28日、29日に台湾の高雄、台北で、9月8日、9日に韓国のプサン、ソウルで開催され、2000〜4000人の来場者で賑わいました。YAMASAのブースには今年も卒業生が手伝いに駆け付けてくれ、かつてYAMASAで学んだ経験をもとに訪問者に学校説明等をやってくれました。更に今年は高雄で、AIJP卒業生の洪嘉徽さんが特設会場でのパネルセッションに代表として参加してくれ、YAMASAをアピールしてくれました。

服と文化
●アダム・スミス(アメリカ)
皆さん、こんにちは。今日は洋服と和服の違いについて話そうと思っています。
ごらんの通り、私は西洋人です。今日はスピーチがうまくいくようにスーツを着てきました。しかし、正直に言うと、このスーツは非常にきつくて不自然な着物だと思います。
| 1. |
もしよろしければ、ちょっと、ネクタイをゆるめさせてください。(上を見て一言、小泉さん、僕はクールビズに賛成だよ。)
息がなんとなくしやすくなりました。では、続けます。洋服というものは・・・すみません。ちょっと個人的なことですが、私はビール腹なので、今はいているズボンとベルトが本当にきつくてたまりません。 |
| 2. |
失礼ですが、ちょっと待ってください。(ズボンを脱いで皆にみせます。)
はー、よくなりました。ベルトの便利さはわかりますが、私のような太り気味の人には小さい悩みではありません。誰かが私のお腹を絞めて殺そうとしているように感じます。このスーツはね(ブレザーを手にかけて)はじめて買ったスーツなんです。しかし、面白いことに、アメリカ人なのに初めてのスーツは日本で買いました。たぶん日本人がスーツを着る場面はアメリカ人より多いような気がします。例えば、日本人がよく着る結婚式などのためのホワイトタイというスーツは、アメリカでは正式すぎて、もう、100年前に着られなくなりました。 |
| 3. |
本当に失礼ですが・・・(観客に背中を向けて、残っているスーツを脱ぎます。皆は私が下に甚平を着ていることをやっとわかるようになります。)
今着てる和服は甚平と呼ばれていて、素敵な和服の一種です。甚平といえば、やはり祭りの着物として着るのは当たり前だと思いますが、祭り以外ではリラックスするためだけに着られていることが私には納得できません。甚平は祭りの服やリラックスウェアだけでなく,江戸時代までは日常的に着られていました。 |
生活のペースは服とともに決まるものではないでしょうか。スーツと違って甚平は自然なデザインなので、上品で落ち着いた感じがします。甚平や着物を着ているときは、バスや会議に間に合うために走れませんが、自分のペースにあわせて動くことができます。つまり、重要なことは甚平では優雅にゆっくりどこでも行くことができるということです。
お願いですので、自分の姿を鏡で2.3秒見てください。そして自分に「どうしてこのような洋服を着ているか」聞いてみてください。きついところがありませんか。着心地がいい服ですか。
私たちはせっかく日本にいるのですから和服を着る機会はいっぱいあります。和服をもっと着て生活のペースについて考えて、和服のよさを見直してみませんか。ありがとうございました。